テキーラについて

皆さんはテキーラと聞いて
パッと思い浮かぶ事はなんですか?
『度数が高いお酒』や仲間内で
『ショットで一気飲みをして盛り上げるお酒』
…というイメージを持つ人も多いようですが、
実はじっくり飲んでこそ美味しいお酒なのです。
テキーラの原材料とは?
テキーラは竜舌蘭(リュウゼツラン)アガベという
多肉植物の一種で見た目はアロエに似た大きな植物が原料になります。
アガベには様々な品種がありますが、テキーラに使用が
許されているのは
アガヴェ・アスール・テキラーナ・ウェーバー
英語で「ブルーアガベ」という品種のみが
使用を許されています。
メキシコでしか生産が許されないテキーラですが、
実はこのブルーアガベもメキシコが主産地となっています。

原材料の比率によるテキーラの種類
テキーラは原料に使用するアガベの使用比率によって
2種類に分ける事ができます。
・プレミアムテキーラ
・ミクストテキーラ
アガベを100%使用して作られたテキーラを一般的に
プレミアムテキーラと呼ばれています。
甘味や旨味が強い種類のテキーラなのでじっくりと
味わうことに向いており、ふんわりとした糖の甘さを
楽しめるのが特徴です。
アガベ独特の香りも感じやすいです。
ミクストテキーラはアガベを51%以上使用し、
他に砂糖やブドウ糖などを使用したテキーラです。
プレミアムテキーラに比べると旨味や甘味は落ちるが、
キレのあるさっぱりとした味わいを楽しめます。
キレの中にも柔らかい甘味をほんのり感じることができる
のが魅力です。
熟成樽について
テキーラの熟成に使用されるオーク樽の種類は、
アメリカンオーク(ホワイトオーク)、フレンチオーク、
ハンガリアンオークの新樽や、
バーボンやジャック・ダニエル
といったウィスキー、ワイン、シェリー、コニャック、
テキーラ等の熟成に用いた中古樽など様々で、レポサド、
アネホ、エクストラ・アネホの風味や香りに大きな影響を
与えます。
オーク樽の容量は、新樽、中古樽を問わず 180リットルの
バーボンバレルサイズが一般的です。

テキーラの呼称
テキーラは樽熟成による呼称が変わります。
Blanco-ブランコ
(シルバー・プラタ・ホワイト・クリスタルなどの呼び名もある)
オーク樽による熟成をしないもの。
もしくは熟成しても60日未満のもの。
Reposado
-レポサド
製造後最低2ヶ月以上、1年以内オーク樽よる
熟成を経ったもの。
ほのかに樽の香りがほのかに感じられ、薄黄色なことから
ゴールド(Gold)とも呼ばれます。
Añejo-アネホ
製造後、最低1年間600リットル以下のサイズの
オーク樽で熟成経ったもの
Extra Añejo-エクストラアネホ
製造後、最低3年間600リットル以下のサイズのオーク樽で
熟成経ったもの

テキーラの色について
テキーラの色は、ブランコの無色透明からレポサドの
ストロー(麦わらの色)、アネホに多いマホガニー(木材の色)
まで様々です。
一般的に無色透明なブランコの中にも、透明度が低いもの、
2ヶ月未満の短期樽熟成により若干色づいたものがあります。
